石油精製プラントの非定常排水処理

石油精製プラントの非定常排水処理の目的

石油精製プラントにおいて、通常のSDM工事の際に発生するスチーミングドレン水等の非定常排水は、COD、窒素、リン、フェノールなどが高い濃度で含まれており、排水処理を行わずに放流する事ができません。しかし多くの石油プラントでは必要最小限の排水処理設備しかなく、これら非定常排水が多く発生した場合は、本設の空きタンクや仮設タンクに一時的に受け入れ、少しずつ処理しているのが現状です。
当社は、高度な技術と豊富な仮設備&実績を生かし、排水をプラントエリア内で短期間に処理するシステムを有しております。構内の作業エリアを有効に活用でき、SDM工期の短縮を達成できる等、非定常排水処理をご提案致します。

特長

非定常排水処理工法は、以下の特長を有します。

効果

■ 水処理前後の水質(実例)

名称 pH
COD
mg/ℓ
T-N
mg/ℓ
T-P
mg/ℓ
フェノール
mg/ℓ
ベンゼン
mg/ℓ
S2
mg/ℓ
n-ヘキサン抽出物
mg/ℓ
SS
mg/ℓ
処理前 7.0 420.0 16.0 0.06 0.38 <0.05 <0.5 24.4 13.0
処理後 7.8 19.0 1.0 0.03 0.02 <0.05 <0.5 0.6 <1.0

本事例では、総排水量220m3を僅か11時間で処理する事ができました。

■ 事前ジャーテストの結果

洗浄前 洗浄後
sekiyu_01 sekiyu_02

適用事例

[ 排水処理システムフローの例 ]

sekiyu_pict

本工法で使用する器材は主に以下で構成されています。

  • 50〜250m3組立式仮設タンク
  • 活性炭塔、イオン交換樹脂塔
  • ガス吸収装置(臭気対策)

処理対象排水を施工前にご支給ください。
事前にエマルションブレーカーによる油水分離の必要性、処理に必要な各塔の基数およびレイアウト・処理条件を決定致します。
また本工法はSDM工程を考慮した上で組み込むため、事前に御社ご担当者とのご相談を密に計画する必要がありますので、ご協力の程宜しくお願い致します。
なお、本システムにより処理できるのは水です。油水分離後の油やスラッジは、別途構内処理或いは構外委託処分する必要があります。

sekiyu_03

[ 工程フローシート ]

計画
  • 洗浄排水の調査
  • 工程の確認
  • ユーティリティの確認
  • 現場調査
準備作業
  • 仮設機材設置
  • 排水ライン接続
  • 養生作業
排水処理
  • 基準値まで薬品等を使用して処理
  • 処理水確認
  • 指定場所へ放流
撤去作業
  • 器材解体撤去
  • 作業エリア清掃

実績

国内石油精製等中心に一般・発電プラントにて50件以上の実績